SHARPさんでは、MN7860用のBIOSは配布していませんが、OEM元のMiTACさんでは、R1.06、最新版R1.06Cを配布しています。
最新版R1.06Cの存在は、SHARP Products Users'
Forumで教えていただきました。
今までのR1.06は諸先輩方の話を聞いた限りでは、メリットはあまり無く、逆にCPU
AMD K6-2/IIIの333MHz超クロックを認識しないと言うデメリットの方が大きい、と言う事であまり関心が在りませんでしたが、最新のR1.06Cは8.4GB超HDDを認識出来る、と言う事でこれはメリットが大きいと判断して、BIOSのアップデートを実行しました。
実際にBIOSのアップデートを実行して、8.4GB超HDDを認識出来る他にメモリー128MB超も可能でした、それにR1.06バージョンのBIOSでは認識できなかったCPU
K6-2/400MHzも認識できます。(標準BIOSはK6-2/400MHzは認識出来ます)
今のところデメリットは無いみたいです、ただCPU K6-2+は相変わらず認識できず、全く起動しません。
8.4GB超HDDが認識出来るようになりますが、今"DYNAMIC DRIVE OVERLAY"がインストールされているHDDでは"DYNAMIC DRIVE OVERLAY"をアンインストールするとそのHDDの中身が全て無効になる事が在りますので、アンインストールせずに、新規にインストールすることをお勧めします。
私はアンインストールした為にそのHDDから起動できなくなり、FDで起動してFdiskで確認したところ、パーティションが無くなっていました!!
A、BIOSのアップデート方法 (BIOSアップデート方法は、SHARP
Win98アップグレード説明書を参考にしました)
1、BIOSはMiTACのSiteからDL可能です、DLした「106c.zip」を解凍して下さい、下記のファイルがフォルダ「106c」内に出現します。
autoexec.bat 2001/01/16
MIFLASH.COM 1998/06/01
PROJECT.BIN 1998/02/05
R106c.bin 2001/01/16
VGA.ROM 1998/01/21 日付に注目して下さい、2001/01/16です!!

2、次にBIOSアップデートFDを作成します。
Win95/98上(WinMe、Win2000では出来ません)でFDをフォーマットします、その際通常のフォーマット+システムファイルのコピーを選択して実行します。
次の4つのファイルが作成されます。
COMMAND.COM
DRVSPACE.BIN
IO.SYS
MSDOS.SYS
そして、解凍された上記の5つのファイルをこのFDにコピーして、ライトプロテクトしておきます、これでBIOSアップデートFDが完成です
3、PCから全ての周辺機器を外し、セットアップユーティリティの設定を再インストールマニュアルに書かれている通りに設定します。
次に1度Windowsを起動してから、Windowsを終了します、そしてBIOSアップデートFDをセットして、電源ON、後は自動で書きかえれらますので、終了まで絶対に手を触れないで下さい。
Your BIOS ROM is updated successfully!!
Press any key to POWER or REBOOT
と表示されたら、いずれかのキーを押せば電源が切れます、FD抜いて、電源ON、BIOSのバージョンが「R1.06C」となっている事を確認して下さい。
次にセットアップユーティリティが以前とは少し変わりましたので、1度デフォルト状態にしてから、必要に応じて設定を変更します。
BIOSをアップデート後にCD-ROMドライブが無効になったと言う、報告が入っていますが、上記のようにセットアップユーティリティを設定する事で、CD-ROMドライブが有効になります。
B、BIOSをアップデートしたメリット
1、8.4BG超HHDが認識できる!
今までは、DiskManagerを使わなければ、8.4GB超HDDが使えませんでしたが、BIOSのアップデートで通常の方法で8.4GB超HDDが扱えるようになりました。
DiskManagerを使って8.4GB超HDDを有効にしても、セットアップユーティリティの画面表示では「0MB」でしたが、正規の容量を表示するようになりました!
Win95を使う場合も、今まで通りの方法で、サスペンドディスクパーティションが作成できますが、「0VMAKFIL.EXE」の機能では8.4GB超HDDにサスペンドディスクパーティションを作成すると、残りの領域のパーティションサイズに制限が生じるようです。
Win2000ではDiskManagerを使って領域を設定していると、Windowsは「休止状態」用の領域を作成する事が出来ず、せっかくの「休止状態」が使えませんでしたが、DiskManagerを使わなくても8.4GB超HDDが使えるため、Windowsが「休止状態」用の領域が設定でき、「休止状態」でWindowsを終了すれば、次回はもの凄く速くWindowsを再開出来ます。
でも、冒頭にも書いたように、今使っているHDDのDiskManagerを安易にアンインストールすることは避けた方が無難です。
左の画像が標準のBIOSで8.4GB超HDDを取り付け場合のセットアップユーティリティの表示で右の画像がBIOSをアップデートした後の表示です。


02/10/19 BIOSのupdateにより8.4GBの制限ばかりでなく、33GBの制限も突破できることが分かりました。
HDDでも解説しています。
2、メモリー128MB超が可能に!
詳しくは、Memory をご覧下さい。
3、電源管理機能の向上
Win98/98SEにアップグレードした場合OSUpgrade に書いてあるように、「強制的にAPM1.0モードにする」にチェックを入れないと、とっても不安定でしたが、R1.06CのBIOSは電源管理機能が向上したみたいで、ここにチェックを入れなくても安定てしています。
右の「電源の管理のプロパティ」の上が今までのBIOSでの表示で、下がBIOSをアップデートしてからWin98をクリンインストールした物です。
残念ながらBIOSをアップデートした後にWin2000をインストールしても、「電源の管理のプロパティ」に変化はありませんでした。
また、今まではWin98/98SEでスタンバイモードに入ると復帰できませんでしたが、Windowsの終了からスタンバイを選択しても、ディスプレイを閉じてスタンバイモードに入っても、正常に復帰できるようになりました。
この機能を実行する為には、予めサスペンドディスクパーティションを作成する必要があります。
WinMeでは残念ながら、今回のBIOSのアップデートでは対応しきれていないようで、「休止状態」「サスペンド機能」とも使用できません。

4、CDブートが可能になりました。
以前もセットアップユーティリティの項目にCD-ROMから起動が在ったので、Win2000のCD-ROMで試したのですが、CD-ROMからの起動は出来ませんでした。
今回BIOSをアップデートしてセットアップユーティリティの設定項目が変わったので、もしかしたらと言うご意見を頂いたので、試してみたところ、見事にWin2000のCD-ROMから起動できセットアッププログラムがスタートしました。
DriveImageCD-R2000で作成したマイリカバリディスクからも起動可能でしたが、起動に必要なファイルの読み込みに意外と時間が掛かっていました。
・02/01/25 訂正
標準BIOSMN7860が入手出来たので、確認したところ標準のBIOSでも設定方法によっては、CD-ROMブートが可能な事を確認しました。
詳しい手順はOS Install を参考にして下さい。
左が標準のBIOS、右がR1.06C/BIOSの「Boot
Sequence」ですが、全く同じです。


C、起動時の画面とセットアップユーティリティの設定項目が変わりました。
1、起動時の画面でCUPの表示が変わりました、また今ところ実害は無いのですが、起動時の表示で気になるメッセージがでます。
<INITIALIZING ARMD - DEVAICE NOT FOUND>?? 何なんでしょうか?
左が標準のBIOS、右がR1.06Cの画面で、CPUはK6-2/500MHzを400MHzに設定しています、標準では、「243MHz
Tillamook CUP」ですがR1.06Cでは「144MHz AMD-K6-2 CPU」クロックは違った表示ですがメーカー名CPUの形式名は正しく表示されるようになりました。


2、セットアップユーティリティの設定項目が変わりました。
最初の画面が変わりました、左が標準、右がBIOSをアップデート後です、名前が「438TX
Platform」から「MobilePro BIOS」に変わっていますし、HardDrive1がCD-ROMになっています。


次にMainメニューのIDE Settingsです、HardDrive1がCD-ROMに変わったので、Defaultで有効になっています。


続いて、AdvanceメニューのLPT Extended Modeの選択項目が変わりました。


ディスプレイの画像のほとんどを、友人のEdyeさんから提供して頂きました、感謝!!
D、不具合
1、別売オプションの増設HDD<CE-M60HD>をセットしていると、FDから起動できなくなる事が分かりました、またWin2000上では問題なく使用できるのに、Win98SEでは起動に5分くらい掛かるようになり、しかも増設HDDを認識出来ません、またDOS窓からのFdiakも実行出来なくなりました。
ある程度解決する事が出来ました、Win98SE/Meでは、増設2ndHDD+FDDの場合セットアップユーティリティのIDE
Settingmメニューでハードドライブ1を無効に、ハードドライブ2を有効にする事で、正常に使用できます。
残念ながら、増設2ndHDD+CD-ROMドライブでは、ハードドライブ1,2とも有効にした場合、PCを起動する事が出来ませんでした、ハードドライブ2を無効にすれば、PCを起動する事が出来ますが、同時に増設2ndHDDが使用できなくなってしまうので意味が無いです。
2、これは直接BIOSの問題ではないですが、BIOSをアップデートした事により、8.4GB超HDDがそのまま使用する事が出来るようになりましたが、サスペンドディスクパーティション作成ツール「0VMAKFIL.EXE」の制限のようで、サスペンドディスクパーティションを設定すると残りの容量のパーティションのサイズに制限が生じるようです。
たとえば、10GBのHDDに200MBのサスペンドディスクパーティションを設定した場合、残りの約9,800MBを1パーティションに設定しようと思っても、例えば7,000MB位にしか設定できなくなってしまいます。
もちろん、サスペンドディスクパーティションを設定しなければ、そのHDDの容量全て有効に使用できます。
3、内蔵CD-ROMドライブを使って、MS/Office系のソフトがインストール出来なくなりました。
Office2000PremiumとPhotoDraw2000V2を内蔵CD-EOMドライブを使ってインストールを実行したところ、CD-ROMが回っているのにインストールの進行が止まり、そのうちに電源が落ちてしまいます。
他のソフトを試しましたが、そちらは正常にインストールが可能でした、不思議です!
このトラブルが出ていない方もいらっしゃるようですが、BIOSをアップデートされる方は、外付けのCD/DVD-ROMドライブ、CD-R/RWドライブなどがあった方が、安心です。
4、私のWebSiteを訪れた方からレポートがありました。
BIOSをUpdate後、デバイスマネージャー>システムデバイス>マザーボードリソースのプロパティで「!」が現れ、「BIOSがデバイスのリソースを正しく報告していないため、このデバイスは正常に動作していません。(Code 9)製造元に連絡して更新されたBIOSを入手してください。」と、メッセージがでて更に、フロッピィデスクコントローラーにも「!」があったそうです。
セーフモードで起動して、デバイスマネージャーから「!」が付いたのデバイスを削除して、再起動後指示通りにWindowsのCD-ROMを入れて正常に戻ったと報告が在った事をお知らせします。
5、MN7860付属のセットアップ起動FDを使ってWin95のインストールが出来なくなりました。
Win95で作製した起動FDから起動してWin95のインストールは可能ですが、MN7860付属のセットアップFDでは、BIOSが変わったために別のPCと認識してしまって、MN7860標準状態のWin95のインストールは出来ません。
どうしてもMN7860専用Win95が必要な方は、BIOSをアップデートする前にDriveImageなどのユーティリティを使ってMN7860専用Win95のマイリカバリディスクを作成しておくことをお勧めします。
・2005/07/11 Wさんからの情報提供です。
付属のFDのautoexec.batを書き換えることで、MN7860付属のセットアップFDを使って、Win95がインストール可能との情報を提供して頂きました。
mebchk.exe if errorlevel 1 goto end この2行を
rem mebchk.exe rem if errorlevel 1 goto end として、
コメントにすればWin95をインストールすることが可能、とのことです。
私は、この方法を実践していませんので、くれぐれも自己責任にて、実行される事をお願い致します。