トラブル日誌 2 2000-03


 イタリアのクルマと言うと、トラブルだらけで維持が大変だと思われがちですが、私のLANCIA DEDRAに関しては10年以上付き合っていてトラブル・フリーとは言えませんが、維持するのに困るほどトラブルは、発生していません。
 このページでは2000年から03年までのトラブルについて順に紹介していきます。


・00年10月 助手席側のドアハンドルのシャフトが折れてしまいました。


・00年12月 ドアハンドルの部品がようやく入りました、シャフトの材質が軽合金から、スティールに変わっていました、これならもう大丈夫でしょう!
 部品代 \10,200



・01年8月 左前ドアのスイッチのブーツが破けました、残念ながらブーツのみで部品は供給されず、スイッチと一体です。
 98年5月に、左前ドアスイッチのブーツも破けたので、その時2個部品をオーダーしておいたのが、やっぱり?役に立ってしまいました。
 \2,090/1個 (98年5月当時)


・01年10月 少し前からホーンの音がおかしくなっていました、グリルを外して点検したところ、向かって右側のホーンに水が入っていていました。
 外して水を出したところ正常に鳴るようになりました。


・01年11月 トラブルとは言えませんが、3個目のボッシュ・ブラックバッテリーが逝ってしまいました。
標準の55Ahより容量の大きい62Ahをおごったのに、3年9ヶ月と55Ahのダイハードより寿命が短い。
4個目は同じボッシュのシルバー55Ah 5Dにしました、今度は5年は持って欲しい!
 定価\22,000 某量販店価格\18,700 社員価格\ナイショ、この時期幸い(?)にもカー用品量販店で、土日祭日ピット作業のアルバイトに行っているので、社員価格で購入出来ました!


・02年1月28日、トラブルでは在りません!
 ネットオークションで事故車のDEDRAを落札しました。
 走行距離16,515Km、しかも禁煙車!これから色々役立ちそうです。
 そのDEDRAは松本市にあると言う事で、春になって雪の心配がなくなってから、引き取りに行く事になりました。

・02年3月22日、松本市に引き取りに行き、某所に置いてもらうことになりました。
 自宅の直ぐ傍で、屋内保管出来れば理想ですが、現実は厳しいです!



・02年4月7日、トラブルと言うより事故ですが、フロント・スクリーンに飛び石が当りヒビが入ってしまいました。
 幸い、車両保険が効くそうなので、金銭的には困りませんでしたが、予想通り日本に在庫が在りませんでした。
 イタリアから取り寄せることが出来るとのことですが、1ヶ月くらいは掛かるようです。
 もちろんこのヒビでは今年の6月の車検は通りません、予定通りに部品が入荷すれば車検に間に合うのですが、気がかりでなりません。
 
・02年5月8日、フロント・スクリーンの交換が完了しました。
 4月30日に意外と早くフロント・スクリーンが来日しました、連休明けに工場入りする事にしました。
 5月7日の午後一番に工場に入れると、その日のうちに交換作業が行われ、一晩寝かせて安定させて、翌日の午後に引き取りにいきました。
 1泊2日費用は部品代約12万円+工賃約4万円だそうです。
 94年式のDEDRAのフロント・スクリーンはソレクストラ・ティンッド・ガラスと言って赤外線吸収機能があります、今回入荷したスクリーンがこの赤外線吸収タイプであることを期待したのですが、残念ながら今までと同じタイプでした。

・02年5月24日、トラブルとは言えませんが、navi書いたように速度センサーを標準の速度センサーに変えて、スピードメーターケーブルのT/M側を標準に戻したところ、スピードメーターもオドメーターも動かなくなりました。
 スピードメーターケーブルのT/M側は異常ないので、メーター側に問題ありそうです。


 画像のようにT/M側のケーブルを速度センサーが取り付けられるように改造していたので、メーターの振れがあるのは、この改造のせいだと思っていましたが、メーター側のケーブルにも問題があったようです。


 メーター側のケーブルを外してみたところ、ケーブル自体には異常は在りませんでしたが、アウターチューブが切断されていました!


 早速メーターケーブルをオーダーしたところ、メーターケーブルは既に1本物に切り替わって、2分割のケーブルは在庫が無いということでした。
 金曜日にオーダーして、月曜日に入庫し、火曜日に交換しました。
 メーターの振れも無くスムーズに動き感激です!
 部品代 \4,710


・02年7月22日
 このところ、雨が降ると片方のホーンが殆ど鳴らなくなって来たので、ホーンを変える事にしました。
 純正のMAGNETI-MARELLI製のホーンの音が結構気に入っていたのですが、純正品を買うのも価格の問題もありますし・・・。


 と言う訳で、アフターマーケット品を探しました。
 私がバイトに行っているカー用品量販店では、イタリア製のFIAMMは在庫していないし、で使ったことが無いHELLRにしていました。
 音が出る開口部は下を向いているので、水も入り難そうです。
 音はイマイチな感じですが、そうそう使うものでもないので良しとしましょう!


・02年9月13日
 ホーンを交換しても、まだ時々片方のホーンが鳴らないことがあるので、リレーを使ってバッテリーから直に電源を取りました。
 今のところ以前よりしっかり鳴っています。

・02年12月27日
 最近運転席側のドアを外側から開けるのに、アウターハンドルをメいっぱい引き上げないと開かなくなって来ました。
 2000年12月に助手席側のアウターハンドルをメいっぱい引き上げないと開かなくなり、そのうちシャフトが折れてしまったことを経験しているので、シャフトが折れる前に交換することにしました。
 12月25日にオーダーして、26日に夕方には入荷したと連絡がありました、27日に引き取りに行きました、部品代税込み\11,970でした。


 前回交換したときは、シャフトが軽合金からスティールに変わっていたのですが、残念ながら今回は今までと同じで対策品ではありませんでした。
 でも今までのものでも11年もったので、あと10年くらいはもつでしょう。
 外したアウターハンドルと新品を比べてみると、画像のように外したアウターハンドルのレバー部が左に開いていているのが、わかると思います。


 シャフトを見てみると、形状が変化しているところにクラックが入っていました!
 部品の入荷に時間が掛かっていたら、折れていたかもしれません。

・03年11月10日-12月1日 63,561Km
 2003年はトラブルフリーで行けるかと思ったのですが、トラブルと言うべきか消耗品の交換だったので、メンテナンスと言うべきが迷うところですが、異音が事の始まりですので、こちらでレポートします。
 10月の中旬から、例えば50Km/hで走行中にそのままアクセルを戻したときに、チリチリと言うような異音が聞こえる時がありました、CDを聴いていると気が付かないような小さな異音でした。
 ところが11/3にはコトコトとハッキリ聞こえる異音がして、翌日掛かり付けの工場に持って行きましたが、その異音がしません、下回りを点検しても異常は無く、強いて言えばクラッチのレリーズベアリングの音が少し気になる程度、という事でした。
 私なりにクラッチプレートのトーションスプリングの異常だろうと推定したのと、何れは交換するからと用意しておいたクラッチ3点セットがあったので、クラッチのO/Hとクラッチワイヤーの交換をお願いしました。
 それと、排気管のカバーの溶接が一部剥れて、カラカラいっていたので、再溶接もお願いしました。


 溶接が剥れいた部分を再溶接しました。


 画像が2002年12月にネットオークションで購入しておいた、クラッチプレート、クラッチカバー、レリーズベアリングの3点セットです。
 DEDRAオーナーの方が予備に持っていた物で、残念ながらDEDRAを手放した為に不要になり出品したと言う事で、幸い競合者が無く格安で入手する事が出来ました。

 メーカー名 Valeo 品番 801080/K2685/617036
 クラッチライニングの厚み8.6mm

 参考までに95年度版オートザム・デドラパーツカタログをみると価格は、1セット\38,600と書かれています。 


 外した、クラッチプレートです。
 疑っていた矢印のトーションスプリングは全く異常なく、ライニングの厚みも8.0mmと磨耗も少なく交換するのがもったいない位でした。
 

 

 



 外した、クラッチカバーとレリーズベアリングです。
 プレッシャプレートも大して磨耗していませんでした。
 レリーズベアリングは多少音はしていますが、交換が必要とは思えませんでした。


 原因追求の為にクラッチプレートを分解してみました。
 こんなに沢山の部品で構成されているのですね!でも、損傷などの不具合は見つかりませんでした。


 クラッチカバーも分解してみました。
 こちらはシンプルですね、こちらも不具合は見つかりませんでした。
 結局決定的な原因は見つかりませんでしたが、今のところ異音は出ていないので、良しとしましょう!


 外した、クラッチワイヤーです。
 こちらも大して異常は無かったですが、T/Mを外した状態の方が交換し易いですし、万が一切れると大変なので念のために交換しました。
 部品代 \3,550
 結果的にクラッチ関連に異常は在りませんでした、あの異音の原因はなんだったのでしょう?



 シフトコントロールロッドとT/Mのレバーの結合部にある(画像の矢印)ブッシュが磨耗して殆どなくなっていたと言う事で、交換する事になりました。
 このブッシュ単品で交換するのは、結構大変らしいので、クラッチをO/Hする際は、ついでに交換すると良いです。
 残念ながら、この品番のブッシュはありませんでしたが、アウトビアンキ用が流用出来るという事で、それを使いました。
 部品代 \1,000 


 クラッチのO/Hは順調に終わったのですが、キーキーと言う異音がするということで、調べたところ、バランサーベルトのテンションプーリーのベアリングから異音がしている事が判り交換する事に、前回タイミングベルトのテンショナーは交換しましたが、バランサーベルト関連は交換しなかったので寿命でしょうか。

 青い矢印がテンションプーリー、赤い矢印がバランサーシャフトです。
 タイヤハウスから見た画像ですがかなり狭いです、タイミングベルト関連の交換工賃が結構掛かるのも、納得です。


 外した、ベアリングです。
 小さい方はMade In Japanと書かれていました。
 部品代 大プーリーベアリング\6,730 小テンションベアリング\1,100 
 


 作業が終了し、エンジンをかけたところ、アクシデントが発生しました!
 フロントカバーの一部が欠けて(欠けていた?)タイミングベルトとプーリーに絡んでしまい、バルブが曲がってしまってエンジンが回らなくなってしまいました。


 タイミングベルトには、画像のような損傷が数箇所ありました。


 幸い、ピストンヘッドなどブロック側には、大きなダメージは無いようです。


 ヘッド側は、バルブは曲がって動かなくなっていました。
 


 取り外した、左が吸気バルブ、右が排気バルブです。
 8本とも曲がっていて、特に排気バルブは、プラハンマーで軽く叩かないと抜けませんでした。
 参考までに95年度版のパーツカタログを見ると、吸気バルブの単価は\3,110、排気バルブは\4,260、各4本ですから、バルブだけで\29,480にもなります!
 ちなみにターボ用の排気バルブは1本\10,700!もします。
 これが、もし16Vヘッドだったとしたら、卒倒しますね!
 旧式の8Vヘッドで良かった良かった?


 結局、以前ネットオークションで落札したDEDRAの事故車のヘッドを周辺パーツごと移植する事になりました。
 03年11月21日某所から部品取りDEDRAをローダーで運んできました。
 02年5月に引き取ってから約1年半エンジンを回していなかったのでサビなどが心配でしたが、ヘッドを開けた所意外に良いコンディションでした。
 03年11月28日に無事に作業が終了し、29日に念入りにチェックされ、12月1日に無事に引き取る事が出来ました!
 クラッチのO/Hした甲斐があってクラッチペダルの動きは大変スムーズです、エンジンに関してはもう少し走ってみてレポートします。

 ヘッドの移植に使った部品代は以下のとおりです。
 タイミングベルト      \4,950
 バランサーベルト     \14,800
 ロッカーカバーパッキン \2,910X2
 ヘッドガスケット      \8,800
 カムシャフトシール    \1,450X2