トラブル日誌 3 2004-06



 イタリアのクルマと言うと、トラブルだらけで維持が大変だと思われがちですが、私のLANCIA DEDRAに関しては10年以上付き合っていてトラブル・フリーとは言えませんが、維持するのに困るほどトラブルは、発生していません。
 このページでは2004年から06年までのトラブルについて順に紹介していきます。

・2004年12月24日
 2004年も最後に来てトラブルが発生してしまいました。
 11月位から運転席側のパワーウィンドーが、閉まる寸前にかなり大きな音がするようになってしまいました。
 気にはしていましたが、そのまま使っていましたが、12月5日、窓を少し開けて閉めようとしたところ、閉まる方のスイッチを押しているのにもかかわらず、更に窓が開いて閉まらなくなってしまいました。
 一度キーをOFFにして再度ONにして窓を閉めたところ、なんとか閉まりました。
 下手に窓を開けると閉まらなくなる恐れがあったので、それ以降は窓の開け閉め禁止!していました。


 窓を開け閉め出来ない状態を続けるわけにも行かないので、12月24日に時間が取れたので、ドアのトリムを外して中を見てみました。
 パワーウィンドウ用ガイドの下側が、固定されていない事を見つけました。


 よく見ると、マウントがゴムの部分で千切れていました。
 黄色い矢印がガイド側、青い矢印がフレーム側です。


 このマウントは防振ゴムのような形状になっていて、ゴムの部分である程度力が逃げるような構造になっていて、そのゴムの所で千切れていました。
 問題はこの部品が純正部品として単体で入手出来るかどうかですが、多分無理でしょう。
 そこで、工業用の市販の防振ゴムを購入する事にして、応急処置として、普通のボルトで固定しました。
 テストしたところスムーズに窓を開閉する事が出来ました。
 早速、近所のホームセンターや工業用の部品を扱っているお店で探しましたが、見つかりませんでした。
 今現在、1個単位で購入出来るところを探しています。


・05年1月28日
 ようやく汎用の防振ゴムが入手出来ました。
 右側が新規に購入したもので、ネジが長いこと以外はほぼ同じ大きさです。
 パワーウィンドウ用ガイドに固定される側のネジは、そのままでは長すぎて窓ガラスなどと干渉する恐れがあったので、純正品と同じくらいの長さにカットしました。
 早速取り付けて、作動確認しました。
 窓ガラスが閉まってから、モーターが止まるまでの間このゴムの部分が、せん断方向にかなり伸ばされているのが確認できました。
 これじゃ、千切れる訳です!
 色々試してみると、窓ガラスが完全にしまる直前に、スイッチを切ってやれば、直ぐにモーターも止まって、ゴムに無理な力が掛からないようです。
 今後は窓ガラスを閉める時には注意しなくては!



・05年4月21日
 以前から、左後のドアロックが自動でロックしないことが時々ありました。
 何度かやれば、閉まっていたのですが、ついに自動ではロックしなくリました。
 仕方ないので、ドアをロックしてから左後のドアを開け、手動でロックしてから閉める事をしていました。
 これでは面倒ですし、他の人がロックしたときには、左後のドアだけロックされていない状態になる恐れがありました。
 ネットオークションで新品を入手することが出来ました。
 外側から見ると矢印の部分で、パーツカタログでは名称はストライカと書かれていました。


 ドアトリムを外して内側から見ると、こんな感じです。


 ドアトリムの他にドアノブを外して作業しました。


 右の黒いのが今まで使っていたもので、左の白いのが新品です。


・2005年5月23日
 2004年の秋くらいからエンジンが暖まってくると、アイドリングが時々1500rpm位まで上がってしまうトラブルが発生していました。
 冬の間は、エンジンが暖まってしまうまで動かす事が少なかったので、なんとかごまかしごまかし乗って来ましたが、段々気温が上がってくると、そうも言ってられなくなりました。
 マニュアルを読むと、アイドリングが上がる条件は、 1、水温が低い 2、電気を沢山使って負荷が掛かる 3、エアコンをかける など条件でコントロールユニットが、ISCバルブ(アイドル・スピード・コントロール・バルブ)を動かして、アイドリングが上がる事が、分かりました。
 行方不明になっていた、中古の水温センサー、コントロールユニット、ISCバルブをようやく探し出し、「エンジンが暖まると発生する」ので、まずは水温センサーを交換してみました。
 しばらく乗って見ましたが、再発しないようですので治ったようです。
 マニュアルによると、この水温センサーは「温度が上がると電気抵抗値が下がる」、という事なので、多分 1、「内部の接触不良で時々抵抗値が上がる 2、水温が低いとコントロールユニットが判断する 3、アイドリングを上げるように指示を出す と言う事ではないかと推定されます。
 ともかく大事にならなくて本当に良かったです。

・2005年8月5日 68,147Km
 ブーツは消耗品ですのでトラブルとは言い難いですが、亀裂が入る前の交換なら「メンテナンス」亀裂が入ってしまってからの交換は「トラブル」と言う勝手な理屈で、こちらでレポートします。

 8月3日のオイル交換の際に右ドライブシャフトのアウター側ブーツに亀裂があるのを発見しました。
 幸い早期発見だったようで、グリスも飛散していない状態で、交換作業がやり易そうです。

 8月4日 早速Garage伊太利屋からパーツを購入しました。

品名  必要数  単価   価格
ブーツ アウター 1 1155 \1,155
ブーツ インナー 1 1155 \1,155
汎用 バンド ダイ 2 556 \1,112
汎用 バンド ショウ 2 441 \882
ハブロックナット 1 609 \609
     合計 \4,913

 8月5日 必要な部品もそろったので、酷暑の中作業に入りました。


 まずは、ドライブシャフトを固定しているハブロックナットを外します。
 画像は新品を取り付けたところですが、実際に外すときには、回り止めとしてシャフトの溝のところにカシメてあるので、カシメを戻し36mmのソケットを使ってナットを緩めます。



 次に画像にあるカバー、スタビライザーのナットを外します。
 ダンパーとナックルを固定しているボルトも外すのですが、まずナットを外してボルトは抜かないで入れたままにしておきます。
 スタビライザーのナットは17mmのソケット、ダンパーは17mmと15mmのソケットが必要です。



 ドライブシャフトのT/M側のボルトを外します。
 ボルト、ナットで固定されていますので、裏側のナットを無くさないように気を付けて下さい。
 6mmのヘキサゴンソケット、ナットは13mmのレンチ等を用意します。
 フランジが外れましたら、ダンパーとナックルを固定しているボルトを抜き、ドライブシャフトを抜くスペースを確保し、ドライブシャフトを外します。
 ドライブシャフトがハブから抜けないときはプラハンマーなどで叩き出します。
 



 外したドライブシャフトです。
 パックリ割れていますね!ヒビもありましたので、発見が遅かったら亀裂が1周して、グリスが飛散しているところでした。



そのままでは新しいブーツを入れることが出来ませんので、ドライブシャフトを分解します。
 ドライブシャフトはT/M側のスナップリングを外すと分解出来ます。
 念の為に合印をしてスナップリングを外します。
 そしてインナー側のブーツを外して、アウター側のブーツを外します。
 インナー側のブーツが良好であったとしても、この際ですから新品に交換しましょう。
 出来れば、古いグリスを取り去って新しい専用グリスを詰め直しておくと良いですね。
 インナー側のブーツバンド大をカシメるときは、ボルトが入らなくなるのでボルト穴を逃がしましょう。



 ブーツの交換が終ったドライブシャフトです。
 アウター側のブーツだけでしたら、日本車用の分割式のブーツが流用できるかもしれません。
 ドライブシャフトのブーツが取り付く部分の直径を計っておきましたので、参考にしてみて下さい。
 小さい方の径は28mm、大きい方の径は87mm、ブーツの長さは100mmです。
 この寸法で分割式ブーツを購入されて万が一合わなかったとしても当方では責任を持てませんので、自己責任にて購入される事をくれぐれもお願い致します。

・2006年7月2日

 運転席側のパワーウィンドウがまったく反応しなくなりました。
 スイッチを操作してもリレーの作動音もしません。 
 助手席側は正常に作動します。
 窓を閉めようとスイッチを操作すると逆に窓が開いてしまう事が時々在った、なぜ?
 ダメ元で手持ちの中古のスイッチと交換したところ、運転席側のパワーウィンドウも正常に作動するようになった。

 
 ついでと言っては何ですが、時々ドアミラーが畳めなくなる時があるので、ドアミラー関連のスイッチも手持ちの中古品に交換しました。

・2006年9月1日
 約2ヶ月間様子を見てきましたが、パワーウィンドウ、ドアミラーは正常に作動し続けています。
 どうやら、スイッチの問題だったようです、ともあれ解決出来てホッとしました。