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Daffodils/Narcissus

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水仙の国際分類と配色記号

水仙は、原種の違いと花型などから国際的に以下の13通りに分類されます
分類番号は1〜13まであり、この分類番号と配色記号を組み合わせるのが通例となっています

配色記号は○○○-○○○というようにアルファベット3文字の2つのかたまりからなります
花弁(Perianth)の尖端・中程・付け根 - 副花冠(Corona)の付け根・中程・尖端 の順で
白=「W」/黄=色「Y」/オレン=ジ「O」/ピンク=「P」/グリーン=「G」/赤=「R」の色記号が用いられます
また同じ記号が列ぶ場合、例えばWWWはWに、YYPはYPというように略される場合も多いようです


画像または品種名をクリックするとその品種の頁に飛びます

水仙は咲き始めと咲き終わりでは花色が変わることが多いので、
花を見た時に受ける印象と配色記号が異なる場合がけっこうありますね
(品種名の前の■■の色は単なる私の直感的な色分けです)


Division 1 --- Trumpet Daffodil Cultivars --- ラッパスイセン
花弁と副花冠の長さが同じか副花冠の方が長いものを指します
一茎に一花が咲きます
■■Mt. Hood [1W-W]
マウント フット
■■Pistachio [1Y-Y]
ピスタチオ
Spellbinder[1Y-W]
スペルバインダー
   
Lorikeet[1Y-P]
ロリキート
   

Division 2 --- Large‐cupped Daffodil Cultivars --- 大杯スイセン
副花冠の長さが花弁の1/3以上で花弁よりは短いものを指します
一茎に一花が咲きます
■■Ice Follies [2W-W]
アイス・フォーリス
Pink Charm [2W-WWP]
ピンク・チャーム
■■Stainless [2W-W]
ステンレス
Spring Pride [2W-WWP]
スプリング・プライド
Wild Carnival [2Y-O]
ワイルド・カーニバル
Accent [2W-P]
アクセント
   
Precocious [2W-P]
プレコシャス
Decoy [2W-R]
デコイ
 

Division 3 --- Small‐cupped Daffodil Cultivars --- 小杯スイセン
副花冠の長さが花弁の1/3以下のものを指します
一茎に一花が咲きます
 
Sinopel[3W-WWY]
シノペル
■■No Name (名無し)  

Division 4 --- Double Daffodil Cultivars --- 八重咲きスイセン
副花冠、雄蘂、雌蘂ともに花弁化して八重になったものを指します
一茎に一花または房咲き
Replete [4W-P]
レプリート
Rosy Cloud [4W-P]
ロージー・クラウド
Irene Copeland [4W-Y]
アイリーン・コープランド
■■Obdam [4W-W]
オブダム
Ice King[4W-WYY]
アイス・キング
White Lion[4W-WYY]
ホワイトライオン
   
Innovator [4Y-O]
イノベーター
■■Snowball [4W-W]
スノーボール
 

Division 5 --- Triandrus Daffodil Cultivars --- トリアンドルス/トリアンドラス スイセン
原種水仙「トリアンドルス」の特徴を持ち、一茎に複数の花がうつむいて咲き、花弁は反り返る
「トリアンドルス」はスペイン・ポルトガル原産で、 天使の涙とも言われる美しい水仙
  
■■Thalia [5W-W]
タリア
   

Division 6 --- Cyclamineus Daffodil Cultivars --- シクラミネウス/キクラミネウス スイセン
名前のとおりシクラメンのような花型で、一茎に一花が咲きます
原種水仙「シクラミネウス/キクラミネウス」の特徴を持ち、花は黄色系でうつむいて咲き、花弁は細い楕円形で反転する
副花冠は細長い筒状で、華奢な花首で急角度にうつむいて咲く
     
     

Division 7 --Jonquilla and Apodanthus Daffodil Cultivar -- ジョンキラスイセンおよびアポダンサススイセン「芳香水仙」
原種「ジョンキラ」あるいは「アポダンサス」の特徴をもち、 一茎に1〜5程度の花数
花弁は広がるか反り返り、 副花冠はカップ状か煙突状か朝顔状で、たいていは長くなるよりも広がる。
強い香りのために芳香スイセンとも呼ばれ、 球根から花茎を複数本出す場合が多い
 
Pipit[7YYW-W]
ピピット
Waterperry [7W-YPP]
ウォーターペリー
 

Division 8 --- Tazetta Daffodil Cultivars --- 房咲き「タゼッタ」スイセン
原種「タゼッタ」の特徴を持ち、一茎に多くの花を付け、花には香りがある
開花期は晩秋〜早春で、日本水仙もここに分類されます
  
日本水仙[8W-Y]    

Division 9 --- Poeticus Daffodil Cultivars --- 口紅スイセン
原種「ポェティクス」の特徴を持ち、副花冠は平たく円盤状でレース状の縁取りがある
副花冠が濃い紅赤で縁取られるため「口紅水仙」と呼ばれる
通常一茎に一花が咲き、香りがある
   
Actaea [9W-YYR]
アクタエア
   

Division 10 --- Bulbocodium Daffodil Cultivars --- バルポコディウムスイセン
原種「バルポコディウム」の特徴を持ち、花弁は副花冠に比べてかなり小さい
雄蘂は背面が花糸につながり、雄蘂雌蘂ともに曲がっていて 通常一茎に一花が咲きます
別名ペチコート水仙
   
■■Golden Bells [10Y-Y]
ゴールデンベルズ
   

Division 11 --- Split Corona Daffodil Cultivars --- スプリットコ口ナスイセン
副花冠が長さの半分以上裂けているもの
a) Collar Daffodils --- カラー(襟)スイセン
副花冠の分裂片が花弁と対になっていて、副花冠は通常3枚が二重になるもの
Printal [11aW-Y]
プリンタル
Cassata [11aW-W]
カサータ
■■Flyer [11aY-Y]
フライヤー
     
Tricollet [11aW-O]
トリコレット
   
b) Papillon Daffodils --- パピ∃ンスイセン
副花冠の分裂片が花弁と対になっておらず、副花冠は通常6枚が一重になるもの
   
Trepolo [11bW-O/W]
トレポロ
Space Shuttle [11bY-Y/O]
スペースシャトル
 

Division 12 --- Other Daffodil Cultivars --- その他のスイセン
原種以外で、1〜11のどのDivisionにも分類されないもの
     
     

Division 13 --- Wild Species --- 植物学名によってのみ識別されるスイセン(原種及び野生種)
スイセンの原種及び野生種がこのDivisionに分類されます
植物学名(ラテン語)で定義される原種や野生種はすべてここに分類されます
   
■■Narcissus cantabricus [13W-W]
カンタブリカス/カンタブリクス
   



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