害虫について

ヨトウムシ
葉の付け根の軟らかいところを食べるので葉の根元からポッキリ折れたりします。古枯葉を取り除いたら中にウヨウヨなんていうこともあるそうです。見つけたら即処分!小さいうちはマラソンなども効きますがここまで大きくなってしまうと大概の薬剤は効かないそうなので、予防薬として使いましょう。大きいのが大発生している場合は、農薬の専門家に相談することをお奨めします。


その他幼虫類
蕾を食害していました。他のなかなか大きくならない蕾の中にはこの子の同類が…
やはり見つけたら即処分!

アブラムシ類


左がチューリップヒゲナガアブラムシ・右がスモモオマルアブラムシ


葉の付け根にびっしり付いたスモモオマルアブラムシ
春先に葉の表面や付け根付近で大発生します。そのまま放置すると蕾にまでびっちり付着し吸汁します。

大量に付着しますので、そのまま放置すると株は衰弱し、蕾は開かなかったり、開花しても著しく美観を損ないます。

アブラムシ対策としては、発生前の年明け1月下旬頃か発生初期に根茎周辺にオルトラン粒剤を撒いておくと効果的です。2月に芽出し肥を撒くときに一緒にオルトラン粒剤を撒くのもよいでしょう。
(ちなみに私はそうしています。) あと古枯葉はマメに取り除きましょう。(軟腐病予防にもなります!)

その他の吸汁害虫
アブラムシ類の他にはこんなのも居ますが、あまり大量には付着しないので気になるようであれば取り除きましょう。 (上述のオルトラン粒剤は有効です。)


殺虫スプレーによる被害

殺虫剤は効きますが、花芽が上がる時期にスプレータイプのものを使用すると、花が萎縮したり咲かなかったりします。


この画像は両方とも『Willamet Mist (Schreiner 2001)』ですが、右側の画像は
開花したてなのに蕾が小さな時期に使用したスプレータイプの殺虫剤の影響で萎縮しています。