Tecophilaea

テコフィラエア科(ヒガンバナ科から再分類)・テコフィラエア属


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育て方

南米チリ原産の球根植物で、球根の大きさは小指の爪程の大きさです。

テコフィラエア属は1属2種で、
violiflora(ヴィオリフロラ)…<スミレのような花の>という意味
cyanocrocus(シアノクロークス)…<シアン色のクロッカス>という意味
2つの基本種があり、

cyanocrocus var. leichtlinii(シアノクロークス・ライヒトリニー)
cyanocrocus var. violacea(シアノクロークス・ヴィオラセア)
cyanocrocusの変種です。

いずれも栽培方法は同じですが、cyanocrocusの分球の悪さは特筆すべきものがあります。
栽培方法
日当たりの良い無暖房の室内で、鉢植えで育てます。

用土は基本は赤玉土70%腐葉土30%と言われていますが。
これ以外でも水捌けの良い市販の培養土で全く問題なく育ってくれます。
でも乾燥には弱いらしいので水やりには気を付けましょう。
うちでは表面が乾いたら水やりをしています。
目安としては2日に1回程度。
あまり小さい鉢で乾燥しやすい場合は、成長〜開花期には毎日。

5月くらいから休眠するので葉が枯れたら
鉢ごと雨が直接当たらない涼しい場所で乾燥保管し、9月の終わり頃〜10月にまた植え替え、
その後は通常の水やりをします。
肥料等
余り多肥にすると葉っぱばかり育って花が付きませんが、10日に1回程度液肥を与えると
花も大きく立派になり、花数も多くなります。
うちでは、栽培一年目には液肥を与えていませんでしたが、その時の花数は1個でした。
2年目以降液肥を時折施すようにしたら2〜3個蕾をつけ、それが順次咲いてゆくので
長く楽しめるようになりました。
開花時期
開花時期はシアノクロークスとライヒトリニーが1月下旬〜2月上旬。
(暖かい部屋では12月下旬に咲くことも。)
ヴィオリフロラは4月頃です。

植え替え

- 2005.10.01の状態 -
植え替え前の画像です。3ヵ月ほど乾燥させていますので、カラカラです。
今年の開花時にはシアノクロークスの鉢からは1本葉っぱが上がっていましたので、珠は1つ、
運がよければチビ珠がある筈。
ライヒトリニーの鉢からは花茎が3本と葉っぱが1本上がっていましたので大珠は3個で、
おそらく中珠と運が良ければチビ珠もあるはずです。
シアノクロークスは大珠1つにチビ2つ。
ライヒトリニーは大珠2つ中珠1つ、
チビ2つになっていました。
高額球根ですから、どんなに小さくても大事に選りわけましょう!
今年の珠はチビ珠以外はとても大きいので来年の分球が楽しみです☆
植えつけ


鉢は新しいものを用意するか、使い回しのものは流水でよく洗い、天日干ししておきます。
球根は、案外病気等に強いみたいで、うちでは特に何もせずに植え付けています。
鉢底に少量の鉢底石を入れ、市販の培養土を8分目あたり(縁から3cmあたり)まで入れます。


球根は2〜3cm間隔程度にならべてあとは上に2〜3cm程培養土をかぶせるだけです。
超〜簡単♪(*^ ^*)
鉢底から水が抜ける程度にたっぷり水やりをして今日の作業はおしまいです。
いきなり家の中の窓辺でもOKですが、もう少し寒くなるまでは屋外でも大丈夫です。

今年こそ綺麗な陶器鉢を買って植えようと思っていたのに、またまた同じプラ鉢です…(^^ゞ
培養土は何種類か試してみましたが、特にこだわっているようには見うけられませんでした。
うちではホームセンターなどで売っている安い培養土で水捌けのよさそうなものを選んで使っています。

水やり
日中の暑い盛りをよけて水をたっぷり遣ります。
開花期以外は2日に一度程度水やりをします。
10日に1度程度、極薄めた液肥を水やり替わりに施します。
うちでは初冬に入るまでは屋外管理をしています。
冷え込みがきつくなると(または寒風が吹くと)葉がダメになってしまいますので、
朝晩がぐっと冷え込む頃に家の中の無加温の日当たりのよい窓辺に移動させます。
時折アブラムシがつきますので、その場合はオルトラン粒剤を適量株元に撒ききます。



2005.11.05 - 発芽確認
まだ鉢は屋外に置いています。もうちょっと寒くなったら無加温の室内の窓辺に移動予定。

葉っぱが出始めてから花芽が出始めるまでの感じです。



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